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インフルエンザ発生状況 第51週

[2019.12.28]

インフルエンザ発生状況について、発表されている、定点報告の結果ですが、第51週(令和元年12月16日から令和元年12月22日まで)について、報告数は21.22(患者報告数105,221)となり、前週報告数15.62より増加しています。都道府県別では山口県(41.46)、宮城県(31.8)、埼玉県(29.57)、大分県(28.91)、愛知県(27.55)、富山県(26.88)、長野県(26.6)、北海道(26.28)、山形県(26.22)、福島県(26.17)の順となっており、福島県はベスト10入りです。45都府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられています。

 

定点あたり、26.17まで上昇、その前週では19.41であったことから、増加傾向と考えられ、「警報レベル」の定点あたり30人以上も近いうち突破しそうな勢いで、より一層注意が必要です。お正月で初売りなど人混みに行く機会もあるかも知れませんが、流行を抑制する基本は、インフルエンザ感染者はウイルス排出している期間はマスクをしていただき、外出を控えていただくということが重要になってきます。郡山市での発生も増加傾向のようです。

 

 

当院も、今日28日が令和元年の最終日でした。インフルエンザウイルス感染症疑いのかたも、ちらほら受診されましたし、また、実際にインフルエンザと診断される方もおりました。これまで診断された方はほとんどがA型ですが、1人だけB型の方もいたという状況です。

 

インフルエンザ感染症と診断されている方がいる一方、本日もインフルエンザワクチン希望者も何人か受診されました。外来に、感染症疑いの方とワクチン希望の方が混在している状態です。この時期にはあることだとは思います。本来インフルエンザワクチンに対する高齢者への補助は郡山市において、12月中旬までだったのですが、10月の台風の影響が非常に大きかったため、今月28日までへと延長されていました。実際にはこれが非常に助かりました。今週、ワクチンを希望された方の半分以上は65歳以上のかたであり、皆さん、ワクチンしようかどうか迷っていたけど、流行の噂を聞いてやっぱりワクチン打とうかなと考えてきた人が多かったです。外来まできて、なおも迷っている方もいたのですが、今週までは補助が出ることを話すと、喜んでワクチンをうっていきました。特に高齢者は万一、罹患したときのことを考慮したら、重症化を防ぐためにもワクチンをうっておくにこしたことは無いからです。このような患者さんも結構いると思われますので、出来るなら、今後も毎年12月28日くらいまで、ワクチンに対する補助期間を設けていただけたらと思いました。

 

 

さて、令和元年もそろそろ終わりです。皆様、健康には気をつけて、良いお年をお迎えください。

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