メニュー

院長ブログ

日本でも新型コロナワクチン開始されましたね(2021.02.23更新)

新型コロナウイルスワクチンが医療従事者も中心に開始されていますね。今後もワクチン接種が継続され、多くの人が接種するようになるものと考えられます。厚労省によると、2月22日の時点での新型コロナウイルスワクチンの実績は95施設、11,934回とのことです。

首相官邸からは「新型コロナウイルスワクチンについて皆さまに知ってほしいこと」というパンフレットが出されています。

https://www.kantei.go.jp/jp/content/20210219vaccine.pdf

 

ワクチンを接種する場合、接種する側は接種される人にどのような情報を与えるべきか、接種される人は何を知っておくべきかと言う事は非常に重要です。米国では緊急使用承認Emergency Use Authorization (EUA)によるファクトシートが用意されています。先の日本のパンフレットに比較すると味気ないですがより詳しく記載されています。

今回日本で使用されるファイザー社のワクチンのファクトシートはこの様になっています。

https://www.fda.gov/media/144414/download

 

QandAのようになっていますが少しみてみます。

 

1)COVID-19 とは何ですか?

SARS-CoV-2という、これまで見られなかった新しいタイプのコロナウイルスの感染によって引き起こされます。COVID-19は感染者との接触で感染します。感染後2~14日に症状が出現します。発熱、悪寒、咳; 呼吸困難、倦怠感; 筋肉痛、 頭痛、味覚または嗅覚喪失、喉の痛み、鼻づまり、鼻水、吐き気、嘔吐、下痢など、軽いものから、重い物まであります。

 

2)ファイザーのCOVID-19 とはどのようなものですか?

このワクチンはCOVID-19感染を予防する可能性があるワクチンです。FDAは16歳以上のCOVID-19感染を予防するために救急使用許可を承認しました。

 

3)コロナウイルスワクチンを接種する前に申告しておくことは何でしょうか?

現在のあなたの状態、病状と次のことを申告してください。

・アレルギーをもつ

・熱がある

・易出血性疾患がある、抗凝固剤を使用している

・易感染性、もしくは免疫抑制剤など免疫系に影響する薬剤を使っている

・妊娠中、もしくは妊娠を計画している

・授乳中

・他のCOVID-19ワクチンを接種した

 

4)ワクチンを接種すべき人は?

16歳以上の人に緊急接種がみとめられました

 

5)ワクチンを接種していけない人は?

前回のワクチンで重症なアレルギー歴のある人、このワクチンのいずれかの成分にアレルギーのある人は受けないでください。

 

6)ファイザー社のワクチンに含まれる成分は何ですか?

このワクチンにはmRNAのほか、脂質((4-hydroxybutyl)azanediyl)bis(hexane-6,1-diyl)bis(2-hexyldecanoate), 2 [(polyethylene glycol)-2000]-N,N-ditetradecylacetamide, 1,2-Distearoyl-sn-glycero-3-phosphocholine とコレステロール)、塩化カリウム、リン酸カリウム一塩基性、塩化ナトリウム、二塩基性リン酸ナトリウム二水和物、スクロース(ショ糖)です。

 

7)ワクチンはどのように接種しますか

筋肉注射で接種します。3週間後にもう一度接種です。

 

8)これまでこのワクチンは使用されたことが有りますか。

ワクチンは未承認でしたが、これまで治験で20000人に投与されました。

 

9)ワクチンの利点は何ですか?

ワクチンを3週間隔で2回投与する事によってCOVID-19感染を予防します。ワクチン効果がどのくらい持続するかは今のところ不明です。

 

10)このワクチンのリスクは何ですか?

ワクチンによる副作用には以下のようなものが有ります

・注射部痛

・疲れ

・頭痛

・筋肉痛

・悪寒

・関節痛

・発熱

・注射部位の腫れ

・注射部位の発赤

・吐気

・気分が悪い

・リンパ節の腫れ

 

重篤なアレルギーをおこす事はほとんどありません(原文:There is a remote chance that the Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine could cause a severe allergic reaction.)

重度のアレルギー反応は通常接種から数分から1時間以内におこります。そのため、接種者は経過観察のために、接種後その場にとどまるように言われます。

重症アレルギー反応のサインは以下のような症状です。

・呼吸困難

・顔、喉の腫れ

・頻脈

・全身の発疹

・めまいと脱力感

 

これらの副作用が全てでは無い可能性が有り、予期しない副作用も起こりえる事もあります。これらは現在も研究中です。

 

11)副作用についてはどうしたらいいですか

重度のアレルギー反応が起きたときは911(日本の119番)にコールするか最も近い病院に行ってください。副作用が続いているときは接種者、かかりつけに連絡してください。

 

12)ワクチンを受けないと決めたらどうなりますか?

ワクチンを接種するかどうかはあなたの選択です。ワクチンを接種しないと決めたとしても、提供される標準的医療には変わりはありません。

 

13)ファイザーのワクチンと他もワクチンを一緒に受けることはできますか

これについての情報はありません

 

14)妊娠中もしくは授乳中はどうすればよいですか

かかりつけ医に相談してください。

 

15)このワクチンは新型コロナウイルスを投与するのですか?

違います、ワクチンにSARS-CoV-2は含まれていません。

 

16)ワクチンカードを保管しておいてください

一回目接種すると発行されます。二回目の時に持ってきてください。

 

と言うような事が書かれています。まあまあ詳しく書かれていると思います。今後、私たちがワクチンを接種するときに、どのようなものが配られるのかはわかりませんが、ワクチンを受ける方がよく理解しておくことが重要な事には変わりありません。厚労省にもQandAのページが用意されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00222.html#020

 

ただ、若い人ならともかく、ご高齢の方の中にはスマートフォンを持ってない方も多く、そのような方には情報へのアクセスが限られてしまいます。正確な情報が入手できないために、いろいろな情報に惑わされたり、不安が先行したりすることもあるかもしれません。高齢者の先行接種の開始前には十分周知させる事が重要かと思います。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME