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健康に良い食事

[2019.09.04]

先日ダイエットについて少し書いてみました。しかし、確かにカロリーコントロールも重要なのですが、最近の研究では、摂取するカロリーの「質」が重要であると指摘されています。つまり、何を食べたらいいのかということです。

これについても、本屋に行けばたくさんの食事術、レシピ本などが非常に多く並んでいます。その他にグルメ本やスィーツ本などもたくさんあるのですから、やはり人間にとって「食べる」って重要であり、楽しみでもあるのですね。その中で、どの本が言っているのが一番いいのか、どれが一番効果あるのかと思ってしまいます。

しかし、最近の研究結果から、体にいい食品と言う事について、明らかとなってきていると考えて良いのではと思われます。そしてその体に良いとされる食品とはズバリ

1.魚
2.野菜と果物
3.茶色い炭水化物(玄米、そばなど)
4.オリーブオイル
5.ナッツ類

とのことです。このことについて書いてあるのは、津川祐介著『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』です。この本で書いてあることですごいのは、”エビデンスがある”体にいい食事として紹介しているところです。エビデンスがあると言う事は、科学的根拠があると言うことで、簡単に言うとその食品とたくさん摂った人達と摂らなかった人達では、たくさん摂った人達の方で(統計的に有意差を持って=偶然でない)病気が減った、と言うことです。これらはメタアナリシス(たくさんの研究結果の解析)から導かれています。

時々テレビでやる、芸能人の被験者何人に、これだけ食べてもらったらこうなりました、と言うレベルとは違う本当の根拠です。どうしてもテレビは影響力が大きいので、そういった番組が放映されると、次の日その食品がスーパーから消えると言うような現象もおきてしまいますね。もちろん、本当に効果があるものもあるかもしれません、根拠を示すときはきちんとランダム化比較試験をしなければなりません。

医学の世界でも、医療者側は、ほぼエビデンスに基づいた治療のみをしています。それがきちんと効果が出るという根拠があるからです。そういった面から考えると、この本に書いてある、5つの食品はどれも重要だと思われます。私も大変興味を持っていますので、追々また調べていこうと思います。

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