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新型コロナ感染者減少傾向・ワクチンは・・。

[2023.03.05]

最近では新型コロナウイルス感染症患者も減少してきて、街も落ち着きを取り戻しているような印象です。飲食店など、まだ時間制限があるところもあるようですが、5月連休明けにはコロナ前の日常が戻ってくるかと思われます。

欧米では、もうほとんどマスクをしていないようですが、今年に入ってからの新規感染者はそんなに増えていません。年末年始、新規感染者が100万人あたり1000人越えと多かった日本でもようやく欧米と同じ程度にまで下がってきました。他の国ではここ最近は数が増えていない傾向ですので、日本でも同じ傾向が続いてくれればなと思います。

 

今のところ今年のワクチンの計画はまだはっきりした予定がわかりませんが、いまのオミクロン対応ワクチンの無料接種できるのは3月末までです。まだやっていない人は、今のうちにすませておいた方がいいでしょう。

実際、アメリカでの統計ではワクチン接種者と未接種者においてデルタ株~オミクロン株BA.4/BA.5流行期、2021年3月から2022年12月における調査でオミクロン対応2価ワクチン接種者は、1価ワクチン接種のみやワクチン未接種の人達と比較して、感染予防効果はやや高く、高齢者においては死亡に対する予防効果が未接種者の10.3~23.7倍高いと言うことが報告されました。BA.4/BA.5 後期期間中 ワクチン接種を受けていない人は、2 価のワクチン接種を受けた人よりも COVID-19 の死亡率と感染率は死亡率 RR = 14.1 および感染 RR = 2.8と高く、1 価のワクチン接種を受けた人 では死亡率 RR = 5.4 および感染 RR = 2.5とのことです。

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/wr/mm7206a3.htm?s_cid=mm7206a3_w

 

 

ワクチンの重要性は重症化をかなり抑制することで、感染を完全には抑制できませんが、重症化、死亡率を抑制するというのは、昔インフルエンザワクチンでNEJMに報告されたのと同様の結論です。

https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJM200103223441204?articleTools=true

 

ワクチンを接種しても感染する事はあるかも知れませんが、重症化は防ぐ事ができる、と言うのが新型コロナウイルス感染を5類相当に移行する根拠でしょう。

2価ワクチン接種することで、XBB.1.5に対する中和抗体もできるようになるという報告も出ています。

https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S1473-3099%2823%2900070-1

 

オミクロン対応2価ワクチンを打っておくことで安心感は高まります。

今後のワクチン、しばらくは無料と思われますが、有料になった場合、補助がなければかなり高額になりそうです。

https://toyokeizai.net/articles/-/652477

 

1万5千円だったら、ほとんど接種する人はいないのではないかと予想します。インフルエンザワクチンの様に低額で接種継続できるような仕組みが必要かも知れません。

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