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膀胱・精巣の病気

膀胱・精巣の病気には、膀胱炎、膀胱がん、精巣炎、精巣がんなどの病気があります。

膀胱炎

膀胱炎は比較的女性がなりやすい病気とされています。急性と慢性の膀胱炎があり、多くは細菌感染症です。症状として、排尿時痛、頻尿、残尿感などがあります。症状と検尿所見から診断できますが、治療は検査のうえ、原因菌をつきとめ、抗生物質による治療をおこないます。膀胱炎になると、頻尿になるため水分摂取を控える方もいらっしゃいますが逆効果です。水分を多めにとって、膀胱内の菌を早めに排出するように心がけるとよいでしょう。また普段から水分を多めに摂ることで、再発は予防できます。

精巣上体炎

精巣上体炎は、陰嚢部腫れて痛みを伴う病気です。発熱を来すこともあります。尿道炎などの性行為感染症に伴い発症することが多いです。炎症によって不妊症を引き起こすこともありますので注意が必要です。治療は検査のうえ、抗生物質による治療をおこないます。

膀胱がん

膀胱がんは、膀胱にできるがんで、自覚症状のない血尿が出た際に注意が必要です。超音波検査、尿細胞診、膀胱鏡などで診断します。早期発見の場合は、内視鏡の手術が可能ですが、進行している場合は、膀胱摘出手術が必要になることがあります。

精巣がん

精巣がんは、精巣(睾丸)にできるがんで、痛みなどを感じることはほとんどありませんが、精巣が腫れたり、硬くなったりすることで発見されるがんです。自分自身で気がついて受診される方が多いです。精巣が腫れる疾患として、精巣上体炎もありますが、精巣上体炎と比較して痛みがないのが特徴です。また陰嚢水腫のように精巣の周りに水がたまっていることで痛み無く、陰嚢が腫脹している場合もあります。触診と超音波検査で診断は可能です。精巣腫瘍の場合、肺や後腹膜リンパ節に転移することもあり、早期の発見治療が不可欠です。精巣腫瘍が強く疑われる場合は、患側の精巣を手術で摘除し、病理診断を行うこととなります。

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