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ED(Erectile Dysfunction)勃起不全

満足な性交渉をするために十分な勃起を発現できない、あるいは維持できない状態をいい、器質性と心因性の要因が有ります。米国の40~70歳の男性においてEDを自覚している割合は52%にものぼります。年齢と共に有病率は上昇しますが、40代でおよそ35%~40%、50代では40~45%、60代で45~50%のかたがEDを自覚しているとされています。

 

EDの危険因子

下記の要因がEDのリスクファクターとなります。

  • 加齢
  • 糖尿病
  • 心疾患、血管障害
  • 高血圧
  • 高脂血症
  • うつ病
  • 肝機能障害
  • 腎機能障害
  • 慢性閉塞性呼吸器疾患COPD
  • 手術
  • たばこ
  • 飲酒
  • 薬物

 

慢性疾患において、EDを合併することが多く、糖尿病の28~59%、心筋梗塞罹患したかたの64%、多発性硬化症の70%、鬱病の50%、肝機能障害の25~70%

COPDの30%、腎機能障害の45%でEDが見られます。腎不全の方は腎移植でEDが改善するとも報告されています。

 

手術は神経系を傷害するためにEDとなる事が多く、頭部・せき髄の外傷、手術

後腹膜リンパ節郭清、前立腺全摘除術、膀胱全摘術によってEDを発症します。

薬物としてはフェノチアジン誘導体、ブチロフェノン誘導体、抗うつ薬、抗不安薬、抗コリン薬、降圧剤、抗アンドロゲン剤、シメチジン、バクロフェン、麻薬類などがEDの原因となります。

 

勃起のメカニズム

性的刺激によって脳の性中枢が興奮すると、興奮がせき髄→骨盤神経→骨盤神経叢→陰茎海綿体神経と伝えられる。海綿体洞が拡張し血液が流入、陰茎が大きくなると流出静脈が圧迫され勃起が完成します。

勃起の消退は逆で、海綿体動脈、らせん動脈の収縮、海綿体小柱の平滑筋が収縮、静脈閉鎖機構の解除によります。

支配神経として交感神経はTh10~L2から発し、上下腹神経叢に入り海綿体神経となります。副交感神経はS2~S4に存在する勃起中枢から骨盤神経叢に入り海綿体神経となり陰茎海綿体内にはいります。骨盤神経に続く海綿体神経には非アドレナリン非コリン作動性神経が含まれており、この神経と海綿体洞の内皮細胞からNO(一酸化窒素)が放出され、サイクリックGMP(cGMP)が生成されます。その結果、海綿体平滑筋が弛緩し、勃起を起こさせます。

勃起の際は中枢への性的な信号や陰部への触覚などが刺激となり、仙髄にある勃起中枢(S2-4)が興奮し、副交感神経である骨盤神経を介して陰茎海綿体の血管及び海綿体洞の平滑筋を弛緩させます。平滑筋が弛緩すると海綿体洞に血液が流入し、拡張した海綿体洞は白膜下静脈を圧迫し、血液の流出を妨げ、結果、海綿体内圧は上昇し、勃起がおこります。射精後は交感神経系が優位になり、各平滑筋が収縮し、海綿体内の血液が流出し、勃起は終了となります。

 

射精のメカニズム

中枢からの信号がくると、末梢では、下腹神経(交感神経)の興奮によって、前立腺液、精管内容液、精嚢液が射精口から後部尿道に放出されます。

また同じ下腹神経の興奮によって膀胱頸部が閉鎖されます。

前立腺肥大症の内服薬、シロドシンなどは交感神経α1の強い遮断作用を持っています。その結果、膀胱頸部の閉鎖が十分でなくなり、逆行性射精が生じてしまいます。

 

 

EDの治療

一般的に内服薬による治療を行います。

最もよく使われているシルデナフィル(バイアグラ)を始め数種類の薬剤が上市されています。これらの薬剤はcGMPの分解酵素であるPDE5を阻害することにより、cGMPを蓄積させて、勃起を持続させる効果があります。

シルデナフィルは元々血圧の薬として開発されてきた経緯があります。降圧効果があまりなく、勃起改善効果があると言う事でED治療薬として販売されています。そのため、硝酸剤(NOを多量に含む)との併用は禁忌であり、また、降圧剤との併用は注意が必要です。使用する場合、他の内服薬の確認をお願いしております。

 

 

当院では院内処方となっております。価格は

シルデナフィル25mg 1300円/1錠

シルデナフィル50mg 1500円/1錠

 

となっています。いずれも、診察料・処方料込みの価格です。

 

使用法

シルデナフィルは空腹時に内服してください。内服後、1時間で最高血中濃度に達します。薬の半減期は3.3時間です。

食後に内服した場合、血中濃度が40%ほど低下し、ピーク濃度は内服後3時間になります。

23時ころに活用する場合、18時~19時ころまでお食事を済ませて、22時頃に内服すると良いでしょう。

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