メニュー

「健康長寿」福島の挑戦  福島民友

[2019.08.25]

前回の続きです。福島民友で「健康長寿 福島の挑戦」という特集が連載されています。
8月21日は高血圧の特集で、見出しには”「サイレントキラー」と闘う”とありました。以下、記事からの引用となりますが、「高血圧になると血液が血管の壁を押す圧力が高まり、血管がダメージを受ける。放置すると脳卒中や心筋梗塞、腎不全につながる可能性が高まる。自覚症状はほとんど無く、ある日突然重大な病気を引き起こすため「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれる。」とあります。

今日、福島で、日本医師会主催の地域包括診療加算・地域包括診療料に係る かかりつけ医研修会に参加してきたのですが、そこでも、本邦における脳心血管病による死亡数への各危険因子の寄与という点において、高血圧は10万人以上と、喫煙、高血糖の約3万人の3倍以上となっていることが述べられていました。さらに、腎癌のリスクファクターに高血圧があることを先日書きましたが、その機序として、先の記事にあったように、腎にかかる高い圧力が腎を痛めつけ、腎における炎症や代謝改変が腎癌をひきおこすと考えられています。

血圧のコントロールはいろいろな意味で大変重要で、こういった新聞の特集などがきっかけとなって、多くの方が自分の血圧に関心を持っていただけたらと思います。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME