猛暑と健康
6月に入って30℃を超す暑い日が出てきました。厚労省のHPでも熱中所関連のページがあり、様々な情報がまとめられています。ただ、この暑さ、これは地球温暖化のためでしょうか、暑いのは日本だけではありません。米国でも暑さ対策には情報をまとめて公表していますが、米国CDCのHPは、トップ頁にStay Safe When It Gets Hot This Summerと見出しが一発目で出てくるようになってます。
CDCのHPによると米国では毎年約1220人が暑さのために亡くなっているのことです。
熱中症のリスクとしては
・湿度が高いこと
・肥満
・熱
・脱水
・処方薬の使用
・心臓病
・精神疾患
・循環障害
・日焼け
・アルコール摂取
が上げられています。
https://www.cdc.gov/extreme-heat/about/index.html
最もリスクが高いのは、高齢者、幼児、精神疾患や慢性疾患を患っている人々ですが、若くい健康な人でも、暑い時期に激しい運動をすると熱中症の可能性は高まりますので注意です。
CDCのパンフレットに暑さ対策がまとまっています。厚労省のパンフレットにも
有りますが。
熱中症江オおこしやすい場所は、建設現場、エアコンをつけない家の中、車の中が上げられます。対策としては水分摂取(当分の多い液体は避ける)、エアコンを使う、明るい色のゆったりとして服にする等があげられています。
そして都市部のほうがリスクが高く、日焼けは熱放出能が低下する可能性が有り注意が必要のようです。
日本では厚労省によると令和5年の夏死亡を含む休業4日以上の死傷者 1,045 人、うち死亡者は 28 人となっているとのことです。業種別にみると、死傷者数については、建設業 202 件、製造業 220 件となっており、死亡者数は、建設業が最も多く、製造業、警備業及び農業が同数で続いているとの事です。
私も産業医の業務では、警備会社や製造工場を担当していますが、厚労省からは「働くひとの今すぐ使える熱中症ガイド」が出ていますので、そういった内容を周知していくのがよいと考えています。
https://www.mhlw.go.jp/content/001103539.pdf