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叔母 田部井淳子の言葉

[2019.08.28]

以前から注目している、福島民友の記事、「健康長寿・福島の挑戦」で、先日健康スポーツ教室で体を動かす参加者という写真が載っていました。記事には生活環境が激変した浪江町の課題として、生活習慣病による町民一人あたりの医療費は、糖尿病や高血圧性疾患などで県平均を上回っていると書いてありました。この原因としてやはり、体を動かす機会が減っていることではないかとのことでした。
自分も大学時代は部活で運動はほぼ毎日していましたが、卒業し、働くようになるとほとんど運動はしなくなりました。休みの日は、平日の疲れをとるのにだらだらしていることが多かったと思います。

しかしながら、全く運動らしき運動をしないのがよいわけがないというのは誰もが感じていることでしょう。私も、仕事を始めて10年ほどたった頃から、なんとなく体がだるく、それでも少し運動をするようにしたら、逆に体が軽く感じるようになったこともあり、日常でもなるべく体を動かすようにしようと思い立ちました。
そして個人的なことになりますが、私は今でも、叔母である田部井淳子が以前言っていた言葉を覚えていて、それを常に心がけるようにするようにました。その言葉は、

「階段を見たら、ラッキーって思え。」

です。我々はどうしてもエレベーターやエスカレーターがあったら使ってしまいます。でも田部井淳子は階段があったら階段をを使えといつも言っていました。昔は、「エベレスト登頂した人にそう言われても・・・」という思いも持っていましたが、今ではその手軽さと効果に、階段があれば積極的に使うようにしています。

大学に勤務していたとき、泌尿器科病棟は8階でした。外来で、循環器科入院の方の診察を依頼されたとき、循環器科病棟は10階でした。どちらも階段で行くようにしました。はじめは、上についたときは息が切れていました。でも、毎日8階まで行くようになると、だんだんと楽に行けるようになっていました。福島医大は10階までありますが、医師や看護師は階段を使う人も多いです。皆、限られた時間と環境の中で、なるべく体を動かすようにしているのだと思います。
毎日、運動をするというのは大変かもしれませんが、日常の習慣として、「階段を見たら、ラッキーと思う。」ようにするのも、何もしないよりはいいかもしれません。この言葉を私に教えてくれた叔母には感謝です。

 

(誰かのブログから拾ってきた写真ですが、抗加齢療法学会などに行くとこのようなスライドがよく出てきます。階段を使いましょう)

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