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院長ブログ

デルタ株の席巻(2021.08.01更新)

オリンピックで日本人アスリート達が大活躍している中、新型コロナウイルス感染者の増加が止まりません。原因としてはやはり感染力の強いデルタ株の台頭があると考えられます。米国では7月3日までの2週間でデルタ株は62.7%でしたが、その後7月17日までの2週間では82.2%にまで上がっています。驚くべきスピードで拡散している印象です。デルタ株の感染力の強さから、日本でも早晩米国と同様、ほとんどがデルタ株になっていくことが予想される所です。

https://covid.cdc.gov/covid-data-tracker/#variant-proportions

 

ワクチン接種が進んで、感染者数がぐっと減ってきていた米国ですが、最近また上昇傾向です。上昇しているのはワクチンが進んでいるイスラエルも同様で、100万人あたりの感染者数が米国の247.46人に匹敵する241.3人となっています。

https://ourworldindata.org/covid-cases

 

最近よく、ワクチンを打ったらマスクをしなくて良いか?と言う質問を受けるようになっていますが、デルタ株が席巻している米国でも、マスクの重要性をCDCが指摘しています。

CDCのHPの指針は、ワクチンを受けている人において、「デルタ株からの防御を最大化するため、そして他人に感染させる可能性を防ぐために、公共の場の室内ではマスクをすること」としています。そして、高齢者や基礎疾患のために免疫状態が低い場合などはマスクが最も重要であるとも述べています。また、バス、飛行機、電車などの公共交通機関でもマスクが必要としています。ちなみにマスクは「鼻と口に」とわざわざ書いてあります。ときに鼻だけ外している人を見かけますが、公共の場ではきちんと鼻までマスクをしてもらうのがよいでしょう。

https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/fully-vaccinated.html

 

 

ワクチンは非常に有効な防御手段ですが、もとより100%防ぐわけではありません。イスラエルでのワクチン接種者における研究でも低い確率(0.4%)でブレイクスルー感染が認められていました。大部分は症状がほとんどなかったけど、19%には長引く症状が見られたと報告されています。この研究においては4月までのデーターとのことなので、デルタ株が席巻している今ではもう少し率は高くなっている可能性もあります。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2109072?query=featured_home

 

デルタ株は感染率に加え重症化率も従来株よりも高いことが指摘されています。しかしいずれにせよ、ワクチンとマスクは最重要な防御方法であることは間違いないところでしょう。

オリンピックでのアスリート達の活躍は、私たちの閉塞感を一時的にでも解放してくれますし、メダルを取ったときなどは本当にうれしくなるものです。しかし、これまでとは異なり、残念ながら飲み屋さんなどでみんなで祝杯をあげることは感染リスクが高まります。また元の様に戻れる日を期待して、今はマスク着用をはじめとする感染予防策を皆で遵守しながら、ワクチン接種を進めていくのが最善の策となるでしょう。

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